コルト(Z27AG)チタン丸棒からボンネットサポートロッドを自作してみた | 車な週末Life

コルト(Z27AG)チタン丸棒からボンネットサポートロッドを自作してみた

チタンのサポートロッドでエンジンルームを華やかに

ボンネットサポートロッドがチタンの焼け色で色鮮やかだとエンジンルームが華やかになるなと思い、アルトでチタン丸棒からボンネットサポートロッドの自作がうまくいったので、コルトでもやりたいと思いました。作業工程をご紹介します。

目次

サポートロッドの取り外しと作業準備

手始めに純正のボンネットサポートロッドを取り外します。
180度ひねります。

ひねった後で引き抜きながら角度を付けます。

そうすると、するりと取り外すことが出来ます。

取れました。
純正の形状に合わせてチタン丸棒を加工していきます。

用意したのは外径8mmの純チタン丸棒です。
コルトのボンネットサポートロッドはそれほど長くないので、50cmのもので足ります。
Amazonで2179円でした。


アルトのは直径6mmで問題なく加工できましたが、はたして8mmの加工は出来るのか?

曲げ作業には万力が必要と思われるので、ホームセンターでベンチバイスを購入しました。

曲げる際はバーナーで炙るのでトーチとガスボンベを用意しました。

チタン丸棒の曲げ作業

それでは純正の形状と同じようになるように曲げていきます。
ベンチバイスで挟んで固定します。

曲げる箇所を狙ってガスバーナーで炙ります。

赤くなるまであぶると簡単に曲がるようですが、ガスバーナーの火力が足らないのか、ベンチバイスに熱を奪われているのか、一向に赤くはなりませんでした。

とはいえ、紫色の焼け色がつくくらいに熱すると力を入れれば曲がっていきました。

曲がりはしたんですが、Rが緩くなってしまいました。

大丈夫か?と思いつつ、続けます。
今度は逆方向に曲げます。

水色の焼け色が付くくらいだと比較的楽に曲げることが出来ます。

一旦曲げることはできましたが、純正の形状になっているかというと・・・

大分、Rが緩いですね・・・
これだと固定箇所にしっかりはまるか不明です。

もっと小さいRにしたいので、ベンダーツールの力を借りることにします。

ベンダーツールでも8mmの純チタン丸棒は曲げれないので、炙りながら曲げてみます。

ベンダーツールを締めこんで行くと曲がってくれました。

Rは小さくなりましたが、純正と形状がだいぶ違う感じになってしまいました。

再び炙って曲げなおします。
結果的に、90度曲がっている部分は再現できたかなと思います。

曲がりの間の長さが違いますが、一旦曲げ作業を続けます。

かなりの長時間炙っていても水色から色がなかなか変わらないです。
ガスボンベを強力なタイプに替えればうまくいくのかもしれません。

大体同じような形状には出来ました。

その他の曲げの部分も純正と同じになる様に炙って曲げていきます。

ロッドの先端部分の部品は同じものが手に入らなかったので他車種の物を使いました。
なので、その部品の角度が異なるので、曲げの角度を変えて調整しました。

ロッドの車体側に固定される部分が微妙な仕上がりですが、作業を続けます。

8mmを曲げるのはやはり難しかったです。

チタン丸棒の加工作業

余計な部分を切り落とします。

ディスクグラインダーで切断します。
ここでもベンチバイスが活躍しました。
片方の手で持って押さえたりしなくてよいので、切断に集中できますね。

反対側も余計な部分を切断します。

続いて、ボンネット側を固定する樹脂部品を取り付けられるように加工します。

用意したものは7mmのロッドの物なので、径を小さくする加工が必要でした。

四角く樹脂部品がはまるようになるまで削っていきます。

抜け防止の溝も掘りました。

こんな感じで加工しています。

流用したのはスバル車のボンネットサポートロッドの先端部品となります。

チタンの焼け色付け作業

曲げ作業で鮮やかな焼き色が付いていますが、見せる為の焼き色にしたいので、一旦酸化被膜を落とします。

800番の紙やすりで磨いていきます。

酸化被膜が削れると元の銀色の状態になります。

酸化被膜を落とした状態がこちら。

このままだと艶が無いので、ブルーマジックで磨いていきます。

ウエスにブルーマジックを付けてひたすら磨きます。

皮脂がついていると指紋が残るので、パーツクリーナーで脱脂します。

ここからが一番楽しい焼き色付け作業となります。

黄色→紫→青→水色といった感じで色が変わっていきます。

固定箇所は見えなくなりますが、こちらにも焼き色を付けます。

曲げ部分は紫にして、その両側を水色にしてみました。

こんな感じにしてみました。

焼き色も付け終わったので先端の部品を装着します。

鮮やかですね。

こちらが完成状態となります。

チタン製サポートロッドの取り付け

チタンといえば軽量ですが、どれだけ軽くなったのか確認してみました。
長さも短いので大した軽量化にはなりませんでした。(72gの軽量化)

せっかくなので、古くなった樹脂部品も新品に交換しました。

取り外しの逆の手順で取り付けます。
形状が微妙に違うので不安がありましたが、問題なく固定できました。

黄ばんだ樹脂部品も白くなり印象が良くなりました。

焼け色がアピールポイントになってますね。

ボンネットを開けている時しか見れませんが、満足感はかなり高いものとなりました。

動画でも紹介しているので、よろしければご覧ください。

まとめ

8mmの純チタン丸棒はRを小さく曲げるのはやはり難しかったです。
強力なバーナーを用意すれば、もっと純正に近い形に出来るかなと思いました。
結果としてなんとか作成できてよかったです。

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