アルト(HA36S)導風板でラムエア効果を狙ってみた | 車な週末Life

アルト(HA36S)導風板でラムエア効果を狙ってみた

アルトはラムエア効果が狙えるのではないか?

吸気温度を下げる対応を行った時から、このダクトの形状だと、グリルから入ってくる風を集めてラムエア効果が期待できるんじゃないかと思っていました。

アルト ラムエア

導風板を作成して、効果の確認をしてみたのでご紹介します。

目次

アルトに導風板を取り付けてラムエア効果を狙う

この純正ダクトを見ていて、両脇の隙間を埋めたら、空気が集まってラムエア効果が期待できるのではないかと思いました。

ラムエアといのは走行風を取り込んで、エアクリーナーに空気を押し込んで吸気効率を上げるというもので、バイクなどでは一般化しているシステムです。

ダクト左右は風がそのままエンジンルームに流れていると思われます。

導風板で横の隙間を埋めてしまえば、行き場を失った風はエアダクトに流れるんじゃないかと思いました。まずは紙で形を作って型を取ります。

こんな感じだと良いのではないかと思いました。

左右に逃げないように作ってみたものの、ボンネットに当たるので最終的には以下のような形になりました。

カッターでアルミ板の導風板を作成する

材料は1mm厚のアルミ板です。
1mmならカッターで大体切れてしまいます。

100mm×300mmがちょうどよいサイズでした。

型をもとにマジックで線を引きます。

不要な部分を切っていきます。

カッターの刃で何度か切りつけてから、ぐりぐり上下に動かしてあげるとパキっと折れます。

複雑な形でも片方をぐりぐりやって切り目を付けてから次の辺を処理すると結構簡単に切断できます。

同じように他のところも処理していきます。

真ん中のダクトの部分をよけるところもまずはカッターで切り目を付けていきます。

端の方をグリグリやっていくと徐々に切れていきます。

反対側も同じように切っていきます。

両端が切れてきたら、長い辺の部分をグリグリやるとカッターでも綺麗に切ることが出来ます。

一番厄介そうな部分も綺麗に切れました。

角度を付けるのに机の角を使いました。

ぐいーと押し付けると綺麗に角度を付けることが出来ます。

ここは先に切ってしまうと折りにくいので、折ってから切断しました。

大体導風板の形になりました。

アルトに導風板を取り付ける

ボンネットとのクリアランスを調整していきます。

導風板左右の小さい返しの部分が当たってしまうようなので小さくしました。

理想はこんな感じですが、実際どうなるのか?
もっと角度を付けて中央に集める形が良いのでしょうけど、グリルとボンネットの形状の制約でこの形になりました。

ボンネットが閉まりにくいなと思ったら、ボンネットに干渉していて、塗装が剥がれてしまいました。

角度を付けると当たらなくなったので、塗装してみます。
アルミ地だと加工で傷もついていて見栄えが悪いので、チッピングコートで塗装します。

久しぶりに使ったので、ノズルが詰まっていました。
なんとかでるようになったので塗装します。

しばらく放置して乾燥させます。


出来たのがこちらです。
バンパーを固定しているボルトを使って固定し、反対側は両面テープで固定します。

取り付け完了です。縁の部分にエプトシーラーを貼り付けてみました。

風を集めるような角度を付けたいところではありますが、思っていた以上にうまく作成できたと思います。

ラムエア効果がある確認してみる

前回、吸気温度を下げる対策をしたときに走ったコースで確認します。
アルト(HA36S)ダクトを加工して吸気温度を下げてみよう
外気温は33℃程度でしたが、前回とあまり変わらない41℃で安定していました。

坂道で回転数を上げると、吸気温度が41℃→39℃と下がりました。

信号待ちをしていても温度上昇は緩やかで上がっても44℃程度でした。

気になる全開走行時の確認です。
回転数を上げると吸気温度は下がっていきます。

短時間の急加速でしたが、一気に3℃ほど下がりました。

ピークパワーは43馬力で、前回の吸気温度確認の時と外気温は同じなのに2馬力下がる結果となりました。(前回は45馬力でした)

そんな馬鹿な、効果はあるはずだと思ったので、もう一度計測しました。
今度は42馬力どまり・・・

気を取り直して検証を続けます。
郊外の流れのいい道で回転を上げていくとやはり吸気温度は下がっていきます。

50~60キロの低速で巡航している時のアクセルレスポンスはどうかなと思いましたが、変化を感じられるほどの差は無いようでした。
吸気温度は導風板を取り付けたほうが1度ほど低い値となるような感じです。

まとめ

いいアイデアだと思い、導風板も旨く作成できたので、これはピークパワー上がるのではないかと期待していたのですが、まさかのパワーダウンでした。

仮説ですが、ダクト前方のボンネットとグリルの隙間だけでは空気を吸うのに十分なスペースではなく、横と後ろから吸っていた分が無くなり、吸気抵抗が増えてしまったのではないかと考えました。

もしかしたらただの誤差レベルなのかもしれませんが、純正エアダクトの後方の穴は前方だけだと空気が吸いきれないからああいう形にしているのかもしれないなとちょっと思いました。

次回は吸気抵抗に観点を移して対策を取りたいと思います。

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