RECSの白煙はなんなのか
WAKO’Sこと和光ケミカルが販売しているRECSですが、インテークや燃焼室のカーボン等を落としてくれる優れものです。
このRECSの施工時の様子を見ると、マフラーから盛大に白煙が出ており、いかにも汚れが取れてますよという感じになります。
この白煙についてはカーボンが取れた結果だという説と薬剤が燃えただけだという説に分かれていると思います。
当方はDIYでRECSを何度も数台の車に実施しており、白煙が出やすい車や出にくい車、吸入スードによっても出る出ないが変わってくることを実感していました。
※RECSについて知りたい方はこちらをどうぞ。
仮説
RECSの白煙は薬剤がエキマニやマフラーで熱せられて気化したものではないかと推測しました。
吸入スピードを早めにすると、白煙が出やすくなることからもこの説が濃厚ではないかと思います。
空ぶかししたときに出るのも、インマニの底などに溜まっていた薬剤が回転を上げた際に一気に吸い込まれ、燃焼室を通過し、エキマニで熱せられるから
なのではないかと思います。
検証
検証といっても、薬剤を熱してみたら煙が出るんじゃないかと思ったのです。
用意するのはRECSとカセットコンロと捨ててもいい鍋になります。
検証した際の様子はこちらです。
結果としては想定どおり、高温の鍋に薬剤をたらすと白煙が出ました。
匂いについても施工時のあの独特の匂いそのものでした。
RECSの効果的な施工について
以上より、白煙が大量に出るような施工方法は薬剤が燃焼室を素通りして、エキマニや触媒、マフラーで熱せられて気化しているということで、非常にもったいないやり方なのではないかと思われます。
WAKO’Sの施工の手順としては、薬剤注入後に空ぶかしをして排出としているが、それだとインマニ等に溜まった薬剤が一気に吸い込まれるので、定期的に回転を上げて、インマニ等に薬剤がたまらないようにするのが良いと思います。
特に直噴エンジンはインテークにカーボンが溜まっているので、吸入スピードを控えめにして確実にカーボンに薬剤を浸透させたいですね。
逆に燃焼室やピストンヘッドに薬剤を浸透させたい場合は、吸入スピードを早めにして燃焼室とピストンに薬剤を行き渡らせるというのもありかと思います。