レスポールタイプのブリッジのネジ・アンカーを抜く
25年近く前にヤマハJOGアプリオのボアアップキット(中古)と物々交換したGRECOのVG-70というフライングVタイプのギターを持っているのですが、長い間置物状態となっていたのと、一部欠けていたり傷だらけなので、塗装しなおしてみようと思い立ちました。
塗装の際にブリッジのネジやテイルピースのアンカーがが邪魔なので抜き取りたいと思いました。youtube動画をいくつか見て、出来そうだったのでチャレンジしてみました。
目次
レスポールタイプブリッジの高さ調整ネジを外す
まずはブリッジの高さ調整ネジを外してみたいと思います。
これです。
ボディに直接ネジが埋め込まれているタイプです。
すでに片方はお試しで抜いてみた状態です。
再塗装するので気にしなくてよいのですが、ボディに傷をつけないように段ボールなどで覆います。
サムナットを一つ締めこんで行きます。
サムナットの上にもう一つサムナットを締めこみます。ダブルナットと呼ばれるものですね。
プライヤーで下側のサムナットをしっかり固定します。
上側のサムナットを締めこんで行きます。プライヤーがもう一個あればよかったのですが、見つからなかったので、ラジオペンチで挟んで締めこみます。
この締めこみが緩いとネジを回せないので、きつく締めこみます。
きつく締めこんだサムナットをまとめてプライヤーで回すことでネジも一緒に回すという作戦です。
上手く固定が出来たようでネジが回りました。
ある程度抜けてきたら手でも緩められるようになります。
徐々に抜けてきています。
抜き取れました。結構ネジは長いんですね。
プライヤーなどで挟むので、サムナットに傷がついてしまいます。
傷がついてもいいサムナットや同じねじ山のナットを用意するのがよさそうです。
ウエスやゴム板を巻いて行ってもよいかもしれません。
テイルピースのアンカーを外す
テイルピースのアンカー外しにはペットボトルのキャップに穴を開けたものを使います。
そのままだとキャップが変形してしまうので、ホームセンターで大きめのワッシャーを買ってきました。
キャップの上にワッシャーを載せ、アンカーボルトを締めこんで行くと、アンカーの方が引っ張られて抜けるという作戦です。
大きいマイナスドライバーで締めこんで行きます。
ある程度締めこんだところから急に固くなります。
固くなっても締めこんで行くと徐々にアンカーが抜けてきます。
最後は手でぐりぐり引っ張りました。
抜けました!
こんな感じで綺麗に抜き取ることが出来ます。
ボディ側も傷を付けずに抜くことが出来ました。
若干、ペットボトルのキャップの後が付いてました。ダンボールやウエスを挟んだ方がよいですね。
抜けたアンカーはこんな感じです。
反対側もチャレンジします。
こちらは途中から全く締めこめなくなりました。
キャップを一旦外します。ある程度は抜けてきています。
アンカーボルトを締めこみ、ボルトをプライヤーで引っ張って取れるか試してみました。
なんとか抜けました。
よく見ると様子がおかしいです。
アンカーボルトのフランジ状になっている部分が破損しました。
こちら側はアースの線が入っていたので、反対側よりも固かったようです。
動画でも紹介しているので、よろしければご覧ください。
まとめ
先人の知恵を借りてチャレンジしましたが、無事に高さ調整ネジとアンカーを外すことが出来ました。
サムナットやアンカーボルトが傷ついたり破損しましたが、もともと新品に交換しようかと思っていたのでダメージ無しです。
次は塗装にチャレンジですが、セットネックでネックとボディが分離できないので、どうやって塗装しようか思案中です。