SEAHORSE(中国興業) SP 0W-25 4000キロ、5000キロ走行後の劣化具合を確認してみた | 車な週末Life

SEAHORSE(中国興業) SP 0W-25 4000キロ、5000キロ走行後の劣化具合を確認してみた

SEAHORSEのエンジンオイルの耐久性はいかに?

中国興業のエンジンオイル SEAHORSE SP 0W-25をアルト(HA36S)とインプレッサG4(GJ7)に入れて、それぞれ4000キロ、5000キロ走行してみたので、汚れや、粘度、オイルフィルターの状況を確認してみることにしました。

0W-20の低粘度オイルは高回転時の油膜が心配ということもあり、上が25というなかなかない粘度のオイルということで入れてみた次第ですが、劣化具合はどうなのか?

今回2台に入れてみたので使用状況、エンジンによって差が出るかも確認できると思います。
2リッターNAで、短距離走行が多いシビアコンディションのG4。

660ccのNAで常用回転数が高めで、時々高回転までぶん回すアルト。

目次

SEAHORSE エンジンオイルの汚れ具合の確認

アルトで使用した3000キロ使用した時点のオイルと4000キロ使用したエンジンオイルの比較をします。
同様にG4で使用した4000キロ使用した時点のオイルと5000キロ使用したエンジンオイルの比較をします。
最後にアルトの4000キロ、G4の4000キロ、5000キロ使用したエンジンオイルの汚れを比較してみます。

アルトで使用したSEAHORSEのエンジンオイル汚れ確認

まずはアルトで使用したエンジンオイルから確認します。
ガラス板にオイルを挟み込んで透かして汚れ具合を確認します。

この時点で4000キロの色が濃いのがわかります。

距離相応に汚れるようです。

4000キロでもまだ汚れを取り込む能力はありそうな感じです。
粘度低下が少なければ5000キロ交換に伸ばしてもよいかもしれません。

G4で使用したSEAHORSEのエンジンオイル汚れ確認

続いてG4で使用したエンジンオイルです。
この段階でG4のアルトと同様、距離を多く走った方が色が濃いということがわかりますね。

5000キロの方がやや濃いですね。

色は濃くなっていますが、粒子状のスラッジなどは見当たらないようです。
オイルフィルターがしっかり機能しているということですかね。

アルトとG4で使用したエンジンオイルの汚れ比較

同じ4000キロならアルトとG4のどちらが汚れるのかが気になりました。

同じ距離であれば、アルトの方がエンジン回転数が高いので、汚れているんじゃないかと思いましたが、アルトの4000キロが一番色が薄いような感じです。

G4は短距離走行が多く、エンジンが温まりきらず、暖気まで燃料が濃い時間での走行が多いため、こういった結果になったのかもしれません。

SEAHORSE エンジンオイルの粘度確認

続いてオイルの粘度確認を行います。
当HPでおなじみの45度に傾けたアルミ板の上にオイルを垂らして確認を行います。

アルトで使用したSEAHORSEの粘度確認(常温)

最初に常温で確認します。この日の気温は25度でした。

左から新品、3000キロ使用、4000キロ使用です。

4000キロ使用がフライングしてしまいました。

大きな差はあまり無いようです。
新品と3000キロ使用はほぼ同じで、4000キロ使用は若干柔らかいようです。

この結果を見ると、それほど粘度低下はしていないということですかね。

G4で使用したSEAHORSEの粘度確認(常温)

続いてG4で使用したオイルの確認です。
左から新品、4000キロ使用、5000キロ使用です。

今回はスタートが合わせられました。
こちらも差は少ないですが、距離に比例して柔らかいという結果のようです。

25度ではそれほど差は出ていないようです。

アルトで使用したSEAHORSEの粘度確認(100℃)

続いてオイルを温めた状態で確認します。
オイルを温めてもすぐにアルミ板で冷えてしまうので、冷えにくいように裏からミニファンヒーターで温めて確認します。

湯煎で100度でオイルを温めます。

アルトで使用したオイルの温めた状態での確認です。

後半の動きが怪しいですが、序盤は距離に応じた柔らかさのようです。
25℃の時よりも差が開いているようです。
粘度低下は確実に起きているようですね。

3000キロが一番早く下に到達しましたが、アルミ板で冷えた結果だと思います。

G4で使用したSEAHORSEの粘度確認(100℃)

続いてG4で使用したオイルの温めた状態での確認です。

こちらは差がはっきりと出ましたね。

距離に応じて粘度低下をしていますが、5000キロは新品と比べるとかなり粘度が低下しているようです。0W-20とどっちが柔らかいか確認してみたいところです。

アルトとG4で使用したSEAHORSEの粘度比較(100℃)

粘度比較の最後にアルトの4000キロ、G4の4000キロ、5000キロの温めた状態での確認をしてみます。

5000キロの垂れ方がちょっと横に広がる形になってしまい、垂れる速度が落ちたので、正確な結果ではないですが、同じ4000キロだとG4の方が粘度低下が大きいようです。

常用回転数が高いアルトのほうが劣化していると思いましたが、短距離走行が多いG4の方が、燃料希釈などで粘度が低下するということなのでしょうか。

SEAHORSE オイルフィルターの状態確認

最後にオイルフィルターを分解して濾紙の状態を確認します。

アルトで使用したオイルフィルターの状態確認

まずはアルトで4000キロ使用したオイルフィルターの確認をしていきます。

いつものようにパイプカッターでオイルフィルターを切ります。

濾紙はこんな感じです。
燃料添加剤FCR062を使用していると、真っ黒になりますが、今回は4000キロの間、一度も添加しませんでした。

濾紙をカッターで切って剥がしていきます

オイルは外側から内側に向かって流れます。

見たところ、スラッジの粒子は見当たらないです。

指でなぞると、多少ですが、粒子状のスラッジが捕獲されていました。
しかし、スラッジの量としては非常に少ないように思えます。

G4で使用したオイルフィルターの状態確認

つづいてG4で5000キロ使用したオイルフィルターを確認します。
G4も5000キロの間、燃料添加剤は使用していません。

手だと滑るので、オイルフィルターレンチで固定した方が楽ですね。

アルトよりはねっとりした感じがするような気がします。

アルトと同じく、それほどスラッジが捕獲されているわけではないようです。

と思ったんですが、濾紙を広げていくと粒子状のスラッジが多く捕獲されているところがありました。
とはいえ、この量ならオイルフィルターの性能的にも問題ないでしょうし、短距離が多かったことを考えれば少ない方なのかもしれません。


まとめ

動画でも紹介しているので、よろしければご覧ください。

今回、排気量や使用状況が異なる2台で使用したSEAHORSE SP 0W-25の確認をしたわけですが、G4で使用したオイルの粘度低下が大きかったのが意外でした。

スラッジ発生も少ない方だと思うのと、上が20だとちょっと心配ということろで絶妙な粘度なので、冬場はこのオイルを使って行くのも良いかなと思いました。

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