サイドスカートのガリ傷修理でパテ盛をしてみる
友人のWRX S4のサイドスカート(サイドステップ)のガリ傷修理を引き受けて、剥がれた部品を前回溶着しました。
今回は本格的にガリ傷の修理作業に入ります。
ということで、パテ盛にチャレンジしてみましたのでご紹介します。
目次
サイドスカートのガリ傷を研磨
サイドスカートの状況はこんな感じで、完全に樹脂部分がえぐれています。
下側もかなりの長さで削れていました。
パテはいろんなメーカーがいろんな種類を出していて、何を選べばよいか迷いましたが、メジャーなメーカーのHolts製品を選びました。
まずはガリった部分を紙やすりで整えます。
ヒットした影響で盛り上がってしまった部分はカッターで削りました。
一通り削ってみました。
へこんでいる部分にパテを盛っていきます。
サイドスカートのガリ傷に厚づけパテを盛る
深くえぐれているところもあるので、厚づけパテを使うことにしました。
説明書の指示に従い、主剤と硬化剤を同じ長さだけ出して混ぜます。
均等に混ざるように、パテでこねくり回します。
後でわかりましたが、硬化剤を入れすぎるとすぐに固まり、よく伸びません。
薄い水色位がちょうど良さそうでした。
パテを盛っていきますが、出来るだけ最小限に盛るのが良いです。
盛り過ぎると、研磨が大変となります。
youtube動画でいろいろ見ていたんですが、薄く伸ばすのは結構難しいです。
この作業時、気温が35℃位ありましたが、気温が高すぎると、硬化するのも早く、薄く盛るのは至難の業でした。
結果として、無駄に盛り過ぎた形になりました・・・
まぁ、削ればいい話ではあります。
最初は粗目の紙やすりで研磨しました。
そこそこ面積もあり、なかなか思うように削れて行きません。
明らかに盛り過ぎた部分がなかなか削れず平らになっていかないです。
盛ったパテをひたすら研磨する
盛が足りなかった部分に再度、パテを盛っていきます。
この回は硬化剤が多かったので、固まるのもさらに早くなり、伸ばしにくかったです。
色もちょっと濃い水色になっているのが分かると思います。
手作業だと時間がかかりすぎるので、アストロプロダクツのミニポリッシャーを使います。
削るのは早くなったのですが、研磨対象物がしっかり固定されてないと削りづらいです。
押さえながら片手で削るのはかなり難しかったです。
明らかに盛り過ぎな部分はカッターで削りました。
パテを盛っては削るを数回繰り返しました。
削って平らにするというのは手間のかかる作業でした。
電動工具を使っても、サンディングペーパーが目詰まりして、なかなか削れなくなります。
ワイヤーブラシで擦ってあげると、目詰まりが解消できました。
盛っては研磨を続けます。
仕上げは手で行います。
だいぶまだら模様ですが、だいぶ整えられてきました。
サイドスカートのガリ傷に薄づけパテを盛る
つづいて、うすづけパテで整形していきます。
こちらは2液タイプではないので、混ぜるのは不要でした。
こちらも薄く塗りたいところでしたが、気温のせいか、すぐに硬化しはじめてしまうので、うまく伸ばせませんでした。結果として厚塗りになってしまいました。
番手をあげ、#800のサンディングペーパーで削っていきます。
平らになるまで研磨します。
ポリッシャーで磨きずらいところは手作業で行います。
後半は水研ぎで仕上げました。
角度が付いている部分の合流箇所がなかなか形を作るのが難しかったです。
何箇所か巣になってしまっている部分がまだあります。
プラサフを吹く
微妙な部分はまだ残っていますが、一旦、プラサフを吹いてみて、どんな感じになるか試してみることにしました。まずはシリコンオフで脱脂します。
塗装する色が白なので、プラサフも白にしました。
吹きかけるにつれ、パテのまだら模様が消えていきます。
色が白なので、だいぶ完成形が見えた感じになりました。
未補修部分との境ははっきりしちゃいますね。あとでなだらかに研磨します。
巣の部分がへこんでいる箇所がありますが、プラサフを研ぎなおして再度塗ればなんとかなりそうです。
プラサフが乾いたら研いでみます。
いまのところ順調です。
水をはじかなくなるまで研いでいきます。
ちょっと削り過ぎて下地が見えてしまったりしているので、再度プラサフを吹きます。
吹いたら乾燥させます。
巣の部分も気にならないレベルになり、塗装に入れそうです。
まとめ
youtubeの動画などで見ていると、結構簡単そうかなと思ったのですが、平らにするには何度も盛っては削りを繰り返し、手間暇がかかる作業ということがわかりました。
気温が高すぎるとパテがすぐに硬化してしまうのもやってみないとわからないことでした。
手間暇さえかければ、何とかなるということがわかりました。ここで手を抜くと、塗装に仕上がりに影響がでるので、頑張って仕上げたいところです。
youtubeにも動画をアップしているので、よければご覧ください。