eクリーンプラスでオイル消費は治るか?
前回、インプレッサG4のオイル交換をしたときに4000キロ走行で1リッターほどエンジンオイルが減ってしまうという事象が起きました。
冬場で片道5分程のチョイ乗りで、水温や油温が上がりきる前にエンジンを切るような使い方をしていたのが原因と推測しています。
抜いたエンジンオイルやオイルフィルターにスラッジが多く見られたので、ワコーズのeクリーンプラスを投入して、エンジン内のスラッジを除去しようと思いました。
3000キロ走行したので、廃油やオイルフィルターの状況から、eクリーンプラスの効果があったかを確認してみました。
目次
- 1.前回オイル交換時の状況確認(オイル減り)
- 2.eクリーンプラス投入後のオイル確認(スラッジ)
- 3.eクリーンプラス投入後のオイル確認(粘度)
- 4.オイルフィルターを分解して確認
- 5.GRモーターオイル(0W-30)導入
- 6.まとめ
前回オイル交換時の状況確認(オイル減り)
前回オイル交換時(走行66818キロ)の状況確認からしていきます。
いつも通りオイル交換をしたところ・・・
いつもなら4リッター以上抜けるところが、3リッターちょっとしか抜けず、オイルが減っているようでした。
オイル受けにも一部スラッジと思われるものが付着していました。
オイルレベルゲージにも黒いスラッジが付着していました。
オイルフィルターも内部にスラッジっぽいものがありました。
オイル交換後、4000キロでの交換でしたが、いままで遅効性エンジンフラッシング剤を入れていない時にこんなにスラッジが出たのは初めてでした。
一度、エンジン内をクリーンにしたく、ワコーズのeクリーンプラスを投入しました。
オイル量2.5~6Lに1本なので、全量を投入しました。
eクリーンプラス投入後のオイル確認(スラッジ)
eクリーンプラス投入後、3000キロ走行したので、オイル交換を行いました。
エンジンオイルを排出します。
3000キロにしてはオイルの色がかなり黒いです。
レベルゲージアッパー上限まで入れていたオイルは減っていませんでした。
前回減ったのはなにかのミスだったのか???
カーボン、スラッジが含まれているようで黒いですね。
オイル受けを確認するとスラッジが付着していました。
前回オイル交換時よりも断然量が増えています。ねっとりとした黒い塊が沢山見られました。
eクリーンプラスの効果でエンジン内の汚れが剥がされたのでしょうか?
オイルフィルターも交換します。
上向き装着のオイルフィルターですが、エンジンが冷えてオイルが落ち切っているとオイルをこぼさずに外すことが出来ます。
使っているオイルフィルターはモノタロウ製です。
一個329円なので、毎回交換してもお財布にやさしいです。
※2022/09/01から値上げして359円になるようです。
廃油は真っ黒でした。
向こう側が全く見えません。
eクリーンプラス投入後のオイル確認(粘度)
新油と廃油の粘度比較をしてみました。
傾斜45度の板に新油と廃油を垂らして流れる速度で比較します。
まずは常温(27℃)での比較です。
スタートです。
ほぼ互角ですね。
27℃での粘度はほぼ同じで、著しい粘度低下は起きていないようです。
続いて100℃のお湯で温めます。
100℃に近い温度で比較したかったのですが、すぐに冷めてしまい80℃弱での確認になります。
それでは垂らしていきます。
おっ、新油の方が流れが速い!?
燃料希釈やせん断で粘度は下がっていると思いきや、廃油の方が粘度が高いようです。
当方の予想に反して、廃油の粘度が上がっており、新油の方が先に下まで到達しました。
これは廃油のほうが、スラッジを取り込んだ結果、粘度が上がったということなのか・・・
オイルフィルターを分解して確認
最後にオイルフィルターを分解して、カーボンやスラッジの状況を確認します。
いつものようにパイプカッターMで切断します。
フィルターの底にもかなりの量のスラッジが堆積しています。
濾紙を通過した後の内部にも黒い塊が見えます。
濾紙も確認します。
スラッジがべったりで完全な黒色になっています。
粒子状のものも付着していました。
内部の黒いものをマイナスドライバーで取り出してみます。
スラッジのようです。
ねちょねちょしたスラッジでした。
遅効性フラッシング剤を使用していないオイル交換の時より確実にスラッジが多いので、eクリーンプラスの効果はある様です。
GRモーターオイル(0W-30)導入
いつもはSUNOCOのsvelt 5W-30を使用していますが、評判のよいトヨタのGRモーターオイルを試してみたくなりました。
粘度は0W-30にしましたが、上が30のオイルにしてはかなり柔らかい印象を受けました。
まとめ
eクリーンプラスの効果かはわかりませんが、オイルが大量に減るという事態は起きませんでした。
特段エンジンの調子が悪いということは無かったのですが、廃油やスラッジの状況から、エンジン内のカーボン、スラッジを取り込み、廃油、オイルフィルターで除去できたんじゃないかと思います。
今回、エンジンオイルの銘柄を変えてしまったのでフィーリング的なところは素直に比較できませんが、調子は良いです。
GRモーターオイル0W-30の印象としては、言われている通りエンジンの回りが軽い印象をうけました。軽いのに低速の粘りもある不思議な感じです。