制振ワッシャーM2052をさらに追加で乗り心地改善
シートレールとリアショックの取り付け部に制振ワッシャーを取り付けて乗り心地改善が見られたので、さらに追加したくなりました。
シートレールに制振ワッシャーを装着した記事は以下になります。
「アルト(HA36S)制振ワッシャー(M2052)で乗り心地を改善しよう」
ボンネットを開けてもエンジンルームに取り付けるちょうどいいボルトがあまり見当たらなかったのですが、バンパーを外す機会があったので、取り付けできそうな場所を探してみました。
目次
- 1.制振ワッシャーM2052取り付け位置考察
- 2.M2052取り付け(レインフォースメント)
- 3.M2052取り付け(エアコンコンプレッサー)
- 4.M2052取り付け(効果ありそうな箇所)
- 5.まとめ
制振ワッシャーM2052取り付け位置考察
エンジンルームではあまりボディの継ぎ目のボルトが見つかりませんでしたが、フロントバンパーを外すと結構ボルトがありました。
ヤマハのパフォーマンスダンパーがボディ前後終端の振動を吸収して乗り心地を改善するのであれば、モノコックの継ぎ目のボルトに制振ワッシャーを装着しまくれば、ボディ全体の振動が減って乗り心地が改善するのではないかと考えました。
効果がありそうなボルトは赤丸の部分です。
かなり細いですが、レインフォースメントらしき部品の取り付け部分などボディ前側終端なので効果があるんじゃないかと思いました。
フロントサイドメンバー上側のライトの方に伸びるフレーム部分のボルトもよさそうです。
下側のクロスメンバー取り付け位置もありですが、樹脂部品なのでどうでしょうか?
金属部品同士の固定部の方が効果があるのか?
中央部のボンネットキャッチ部分と真下に伸びる補強部品取り付け部分も有かなと思います。
M2052取り付け(レインフォースメント)
制振ワッシャーも付ければ付けるだけ制振効果はあると思いますが、あまり大量に付けるとコストパフォーマンス的にも厳しいので、効果がありそうな箇所を狙って取り付ける必要があります。
レインフォースメントの取り付け部の下側がフロントサイドメンバーとつながっているので効果があるのではないかと判断しました。下記画像左下の赤丸のところです。
制振ワッシャーとは関係ありませんが、牽引フック取り付け部分が錆びまくっていたので、サビチェンジャーを塗布しました。錆びてるボルトも多数あったので、交換したいところですが、用意していなかったので、サビチェンジャーで黒錆に変換して進行を抑えます。
一旦ボルトを外して装着しました。M6サイズですが、手持ちはM8しかなかったのでM8サイズを取り付けました。
内径が大きく、ズレてしまうので、できるだけ真ん中に位置するよう取り付けを行っています。
反対側の下側も同様に取り付けて完了です。
M2052取り付け(エアコンコンプレッサー)
制振ワッシャーをエアコンコンプレッサー固定部に取り付けることで、振動を減らせるという記事があったので、エアコンコンプレッサー取り付け部分に装着することにしました。
3箇所固定箇所がありますが、右側と下側の2箇所に装着することにしました。
こちらは12mmのボルトでM8サイズがちょうどよかったです。
ボルトにはめて装着します。
しっかり締めて完了です。
M2052取り付け(効果ありそうな箇所)
その他効果のありそうな部分としてエンジンマウントのボディ側固定部が良いんじゃないかと思いました。ミッション側はバッテリーなどを外さないと確認できないのでわかりませんが、エンジンマウントは簡単にアクセス可能なので効果がありそうな気がします。
おそらくM12サイズになるのかと思われます。
まとめ
予算に余裕があるなら、制振ワッシャーをあちこちに大量に取り付けてみたいですが、それなりの金額になってしまうので、場所を絞らなければならないのがちょっと残念です。
理論的にも振動を熱に変換して、いろいろな産業分野で実績があるものなので、効果は確実にあると思います。
コストと体感できるレベルが見合えばかなり良い製品だと思います。
M2052の採用実績は以下の資料で確認できると思います。
JTQ株式会社の資料のようです。
DVIOUT-BBM技術資料(制振合金M2052の各分野における実用例)※PDF資料